債務整理というと、なんだかマイナスのイメージが強くて、そんなことしたら、一生、日の当たらない人生を歩まなければいけないような気分になるかもしれませんが、実際はそうでもありません。

十年ほど前に社会現象になった「多重債務問題」や消費者金融やヤミ金の違法な取り立てなどのために、政府の方もようやく重い腰をあげてくれたおかげもあって、多重債務に悩む人を救済する方法が用意されるようになりました。

債務整理とは読んで字のごとく、債務つまり、借金を整理するということですが、借金をすべて棒引きしてしまう自己破産だけが借金の整理ではありません。

では、債務整理の方法にはどんなやり方があるのか見ていきましょう。

債務整理にもいろいろな手段がある

借金を抱えている方には、さまざまな事情もあれば、その方の置かれた状況も多種多様です。また、本人の（自己破産だけはしたくないとかの）希望もあることでしょう。

債務整理の方法にはいくつかあって、個人個人のケースに応じたやり方が（ある程度）選べます。

ざっくりと債務整理のやり方を説明すると、金利を負けてもらって、支払いに余裕をもたせる「任意整理」という方法から、借金の一部を免除してもらう「個人再生」mark>、借金をすべてなくしてしまう代わりに財産のほとんどを処分する「自己破産」といった具合に、ソフトランディングからハードランディングまで、そのやり方には柔軟性があります。（債務整理の方法については「債務整理の種類」のページに詳しく解説しています。）

ちなみに、債務整理と任意整理は言葉が似ていますが、自己破産や任意整理などの借金を整理する方法を全部ひっくるめた呼び名（総称）が「債務整理」で、任意整理は個別の整理方法の呼び名です。

多くの方が、債務整理について誤った解釈をしていたり、必要以上に恐怖感を持っているようです。

たとえば「債務整理をしたら家を失う」と思い込んでいる方もいますが、必ずしも、債務整理することが、家を失うことではなく、家のローンはそのままで、その他の借金だけを整理するという方法もあります。

早く手を打っておけば、マイホームを失わずにすんだのに、家を守ろうとするあまり、無駄に借金を増やして傷口を広げてしまって（僕もそうでした）結局、住むところがなくなったというケースも少なくありません。

このような、知識の不足からドツボにはまったんじゃ、とてもやりきれません。このサイトを訪問された方には、ぜひ当サイトの情報や専門家の知識を活用して、平穏な生活を取り戻してもらいたいと思います。

債務整理で人生をやり直せる人も多い

先に説明したとおり、多くの方が無知だったり、他人の無責任な意見を鵜呑みにして、本来ならそこまで借金に苦しめられる必要もなかったのに、身動きがとれなくなってしまっています。

僕自身も債務整理をした経験があって、旗から見たらかなり悲惨な経験をしたと思われるのでしょうが、債務整理のことをよく知らずに、増え続ける借金に怯える日々を送っていた時を振り返れば、なんであんな小さなことに悩んでいたんだろうと思います。

債務整理という言葉にはネガティブなイメージも確かにありますが、人生をやり直すために用意された正当な権利でもあります。

もし、あなたが今、借金問題で悩んでいるのであれば、せっかく国がこれらの制度を用意してくれているのですから、フルに活用してあらためて出なおしてみてはどうでしょうか。

債務整理は、法律用語もいろいろ出てきたりして、難解なイメージもありますが、自分にあった方法は何なのか、どうしたらよいのかなど、このサイトで理解を深めていただけたら幸いです。

人生をもう一度やり直すために、本気で借金の整理を検討してはいかがでしょうか。