債務整理中やローンの滞納でいわゆるブラックになったらクレカはやめてデビットカードにしよう
務整理を行うと、それまでに使っていたクレジットカードが使えなくなってしまいます。
しかし、今の時代でカード払いができないのは、とても不便です。
新型コロナウィルスの影響で、これまで全くネット通販なんて利用したことがない人たちも、改めてネットショッピングの便利さに気づいてきたようです。
このように普段の買い物もネトで完結というのことが普通になってくれば、クレジットカードの利用価値はますます高くなってきています。
しかし、代金引き換え払いや銀行振込で代金を払っていたのでは、手数料がバカになりません。
そんな債務整理中の方におすすめなのが、デビットカードです。デビットカードとは、買物などをした時に、銀行の口座から引き落とされるカードのことです。
クレジットカードが、支払いが1,2ヶ月後なのに対して、デビットカードは即時に口座から引き落とされるため残高以上の買い物はできません。
私も債務整理中はデビットカードには大いに助けられました。今はおそらくクレジットカードは作れると思いますが、デビットカードで十分だし、また使い過ぎてしまうのは怖いので、このままずっとデビットカードのみを使っていくと思います。
以前は、デビットカードを発行している会社は数えるほどしかなく、ほとんど選択の余地はなかったのですが、今はたくさん参入してきたので、ご自身のライフスタイルに合わせてデビットカードを作ることができます。
たとえば、よく使っている銀行が三菱UFJ銀行なら「三菱UFJデビット」がありますし、地銀でも横浜銀行のバンクカードはデビットカードとして使用することもできます。
デビットカードには、各社の機能に違いがあるので、自分がどのような使い方をするのかを想定して、ベストな選択をすることをおすすめします。
私が個人的におすすめのデビットカード
私は債務整理をしてクレジットカードをすべて破棄してから、デビットカードを3枚作りましたが、これまで使ってきた中で、一番お勧めなのが「ジャパンネット銀行」のVISAデビットです。
基本的にカードで支払う機能については、どのデビットカードも同じで差がありませんが、ジャパンネット銀行の場合はセキュリティがしっかりしている点では、抜きんでた存在だと思います。
クレジットカードなら、もし盗難やハッキングなどで被害を受けても補償が受けられますが、デビットカードは、銀行口座に残高があるかぎりは、何度でも利用されてしまいます。
一度使われてしまったら、そのお金は戻ってくる可能性は低いと思われます。債務整理中なのにそんな被害にあったら、とても立ち直れませんね。
ジャパンネット銀行のVISAデビットは、ネット専用のカード番号が4つまで発行できて、それらのカード番号は管理画面から簡単に変更したり、停止することができます。なので、ちょっと怪しいサイトでの利用なら1回きりのカード番号を発行することもできます。
また、一日の利用限度額を設定できるので、いきなり高額の買い物を第三者にされてしまうことを防止できます。これは、本人が使う場合にも使いすぎ防止に役立つかもしれませんね。
さらに、カード決済では暗証番号の入力を求められることもありますが、この暗証番号も管理画面から即座に変更ができます。
ただし、このような暗証番号の変更などのセキュリティの重要度が高い操作にはワンタイムパスワードの入力が必要になります。
ワンタイムパスワードとは何?と思う人も多いことでしょうから、簡単位説明しておきます。
ジャパンネット銀行に口座を作ると、トークンというワンタイムパスワードを発行するカードが送られてきます。
このカードの右上に表示されているのが、ワンタイムパスワードです。
このパスワードにはランダムな数字が表示されますが、これが定期的に切り替わるため、暗証番号や利用限度額などの重要な変更は、このトークンを持っている本人でないとできません。
ネットの操作が苦手な人には、ちょっと複雑に感じてしまうかもしれませんが、これだけセキュリティ対策がされているということはわかっていただけたかと思います。
ジャパンネット銀行VISAデビットの機能
- 年会費無料
- 審査なしで発行
- VISA加盟店で利用可能
- 海外のATMが利用可能
- ネットショッピング用カード番号発行可能
- ネットショッピング用カード番号の変更可能
- VISA認証(不正利用の防止)サービス
- キャッシュバック機能あり
ジャパンネットバンクに口座を開けば、デビット機能付きのキャシュカードが発行されます。つまり、1枚のカードでATMの利用とカード払いの両方ができます。くわしくは「ジャパンネット デビット」で検索してください。
デビットカードで支払いができないもの
クレジットカードでは支払いできるのに、デビットカードだと支払いができないものもあります。
私の知っている限りで上げてみますと、以下の支払いがデビットカード払いがNGのようです。
- ケータイ料金の支払い
- 高速料金(ETC)
- TSUTAYA DISCAS
- 飛行機の機内販売や一部の券売機
以前はガソリンスタンドでは使えないなど、デビットカードが使えないところは結構ありましたが、最近はほとんどなくなってきました。
スマホやケータイ料金の支払いは、銀行引き落としが選べるので、それほど不自由に思ったことはありません。
やっぱり一番困るのは、高速道路をよく利用する方じゃないかと思います。
ETCを取り付けたい場合(法人・自営業者向け)
残念ながら高速料金はデビットカードでは支払いができません。そのうちに使えるようになるのかなと思っていましたが、いっこうに使えるようになる気配はないので、仕事などで頻繁に高速道路を利用する方は大替策を講じるしかありません。
「高速情報協同組合」発行のETCコーポレートカードというものがあります。
ただし、こちらは法人か個人事業主でないとカードを作ることはできません。
カードの作成にあたっては、まず最初に出資金(脱退時に返還されます)が10,000円必要になりますが、ETCコーポレートカードを作れば、ETC割引とは別に、さらに最大20%の割引になるので、仕事で使う機会が多い人には断然お得といえるでしょう。
ETCコーポレートカードの機能
- クレジット機能がないので、車を人に貸しても悪用されない
- ETC特典で割引後、さらに最大20%割引(首都高速・阪神高速)
- 明細書が発行されるので管理しやすい
- わずらわしい現金の支払いから解放
なお、申し込みは法人か個人自営業の方となりますので、ご注意ください。
ETCを取り付けたい場合(個人向け)
ETCパーソナルカードは、有料道路の通行料金の支払いに限定されたETCカードです。
こちらは申し込み時には、保証金を積む必要があります。保証金は1ヶ月の利用金額によりますが、最低で2万円となっています。
詳しい手続きはETCパーソナルカードのウェブサイトでご確認ください。