消費者金融利用者の属性や借りた理由などをデータ化してみた

借金の返済が厳しくなって、気持ちが落ち込んでいくと、まわりはみんなうまくいっているのに自分だけが、ダメなような気分になりがちじゃないですか?

僕も、多重債務で毎日取り立ての電話がたくさん来ていた頃は、自分一人だけが世の中の不幸をいっきに背負い込んでしまったかのような錯覚にとらわれていたと思います。

でも、借金の話なんて、身内同士でも話題にしませんし、まして職場や近所の付き合いの中で、そんなディープな話をするわけもありません。

僕は、専門家に相談してはじめて、世の中には自分以外にもたくさん(それもけっこうな割合で)借金問題で悩んでいる人が多いことを理解できました。

このページでは、あなたの他にも借金で悩んでいる人が大勢いることを知ってもらうために、どんな人がどんな理由でお金を借りて、なぜ返済できなくなってしまったのかを統計情報を元に探ってみたいと思います。

どんな人が借りているのか?

まずは、どんな人達が借金をして、悩んでいるのか、その属性を見てみましょう。

データは、消費者金融協会の相談センターへ相談に訪れた方の1997年から2007年までを集計した数値となっています。

属性 割合
性別 男性 60.8%
女性 39.2%
年齢別 20代 18.9%
30代 30.2%
40代 22.5%
50代 18.2%
60代以上 10.2%
平均年齢 42.2歳
結婚 未婚 32.1%
既婚 67.9%
職業別 会社員(管理職を除く) 55.9%
会社員(管理職) 4.2%
公務員 2.2%
自営業・経営者 6.8%
パート・アルバイト 5.9%
主婦(パート・アルバイト含) 15.4%
無職 9.6%

あくまでも、相談に訪れた方の統計のため、絶対数は6,549人とやや少なめではありますが、全体像とそう大きく外れてはいないんじゃないでしょうか?

独身者よりも既婚者で男性が多く、30代から40代の働き盛りの会社員の割合が多いと言えそうです。やはり、住宅ローンや子供教育費などで出費が多い人に多重債務のリスクが多いのでは。。。という感じです。

なぜ、お金を借りたのか?

次にどんな理由でお金を借りたのかについて、統計を見てみましょう。

圧倒的に生活費の足しにしている人が多いようです。

何らかの理由で、今月の生活費が足りなくなって、すぐに返すつもりで借りたといったところでしょうか。

なぜ、返済ができなくなったのか?

最後にどうして返済が困難になってしまったのか、その理由を見てみましょう。

やっぱり、借りて返す自転車操業が一番の原因ですね。この結果を見ても、絶対にやってはいけないことがよく分かりますね。

こういった統計から学べることは、生活費が足りなくても収入の範囲で知恵を使ってやりくりして、万が一返済が厳しくなっても、借りて返すことは絶対しないということになるのでしょうか。

債務整理を行った後でも、教訓として心に刻んでおかないといけないですね。

参考資料:平成20年度版 消費者金融白書

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です