年収が増えたために自己破産
よく、宝くじの高額当選者が、かなりの確率で自己破産しているなんて話を聞くことがあります。
ざっと、ネットで調べてみたら、その確率は7割とも、多いのになると9割なんてものもあります。さすがに9割は多く見積もり過ぎではないかと思いますが、確かに身分不相応な大金を手にすると、舞い上がって、生活が派手になることはありそうです。いわゆる、身を持ち崩すってやつですね。
宝くじほどの超大金でなくても、急に収入が増えたために自己破産をするはめになったアラフォー男性のことが、「女子SPA」で紹介されていました。
38歳の滝川さん(仮名)は、IT系の派遣社員として働いていたそうですが、複数あった派遣の中抜き業者を撤廃したことで、それまでの年収250万円から3倍の750万円になったそうです。
ホントにそんなことってあるんですかね。だとしたら、間に入っていた派遣業者って、どれだけ抜いていたんだろうと思いますが、ここでは置いておいて。。。
年収で750万円といったら、相当使い勝手がありそうです。
で、この滝川さんも、いっきに生活が派手になってしまったようで、彼女に貢いだり、高級時計を購入したりと散財してしまったのですね。\r\n\r\n僕も昔、転職して給料がぐんと増えた経験がありますが、そこで入ってきただけ使っちゃうと、翌年に健康保険とか住民税がドッとかかってきて、慌てることになるんですね。本当は、こういうことって、学校で教えるべきだと思いますよ。
不幸なことにこの滝川さん、年収が3倍になったのは、最初の1年だけで後は、どんどんと下がっていったそうで、派手な生活を送ったつけを借金でまかない、しまいには、自己破産するしかなくなったようです。
債務整理をしている時も、場合によっては思わぬ収入が入ったりすることって、意外にあったりします。たとえば、過払い金の返還請求をしたら、思ってた以上にお金が戻ってきたとか、自宅を競売にかけられて、そのまま住んでいたら、立ち退き費用を出してもらえた(最近は少ないらしい)とか。。。
そんな時って、それまでひもじい思いをしてきた鬱憤がたまっていたせいか、気が大きくなって散財してしまいがちなんですよね。
でも、滝川さんのケース見ても分かるように、ここは将来の自分の生活のために自制することが大事なんでしょうね。なんか、これって誰かに試されているような気がしませんか?