日本の奨学金の歴史

ここでは日本の奨学金制度が始まってから、現在に至るまでを時系列でわかりやすく表してあります。

第二次世界大戦中という、経済的に困難な時期に開始されたにもかかわらず、無利子の貸し付けであったことがわかります。

1943年10月

育英会創立

当初の名称は「財団法人 大日本育英会」。この頃の奨学金は、無利息での貸与だった。

1944年2月

大日本育英会法公布

1980年7月

有利子化を主張

大蔵省(当時)が奨学金に利子を付けるよう主張する。

1984年8月

日本育英会法改正

奨学金の有利子化法案が、国会を通過する。全面有利子化の流れがあったが、阻止され、現在のような無利子と有利子の2本立てとなる。

2001年5月

塩川大臣の発言

塩川財務大臣が国会で「育英会の奨学金返還状況は良好」と発言

2001年7月

育英会の廃止を示唆

石原行革担当大臣が、国会で育英会の廃止を示唆する

2001年12月

育英会廃止

小泉内閣の「骨太の方針」の一環として、公益法人の制度改革が行われ、日本育英会も廃止されることが決定する。

2004年4月

日本学生支援機構設立

2004年4月

機関保証制度開始

これまで、連帯保証人と保証人を必要としていたが、保証料を支払うことで、保証機関を利用できるようになった。

 

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