借金の種類にはどんなものがあるのか
借金というのは、不思議なもので、どこで借りても全く同じものを借りることになります。
たとえば、A社で借りてもB社で借りても、その価値も性質も同じものなのに、金利や融資までの期間や返済方法などによって、全く違う商品(サービス)になってしまいます。
このサイトは、債務整理という借金の解決方法を提供するサイトですが、債務整理をする前にあなたのその借金は、どこから借りていて、それはどのような性質の借金なのか把握するためにこのページは役に立つはずです。
私自身、多重債務になるまでは、ここで書かれているようなことは、全然意識せずに(金利くらいは把握してましたが。。。)お金なんてどこで借りても一緒だ、くらいに思っていました。
業種別の借金の性質
世の中には、お金を貸してくれるところは、星の数ほどありますが、大きなくくりで言うと「政府系」と「民間」に分けられます。
政府系は、日本政策金融公庫(昔の国金)などがあげられます。政府系以外が民間というくくりに入りますが民間はさらに「バンク(銀行)」と「ノンバンク」に分けられます。
銀行はだれでもよく知っていると思いますが、「三井住友銀行」や「三菱東京UFJ銀行」などのメガバンクと呼ばれる大手から、地方銀行や非営利法人の信用金庫や信用組合までが、銀行のカテゴリに入ります。
そして、民間企業で銀行にカテゴライズされないところは「ノンバンク」と言うことになります。
ノンバンクには、消費者金融から、クレジットカード会社や信販会社などがあります。
ノンバンクの範疇に入るのか微妙ですが「ヤミ金」もいちおう、銀行ではない貸金業者になります。
上の図では、大まかな傾向として、上に行くほど金利が低く、下に行くほど金利が高いと言えます。
また、融資までの期間や煩雑さは、上に行くほど長く面倒で、下に行くほど早くて、手続きが簡便と言えます。
そのほかに言えることは、上の方が、担保や保証人を求められるケースが多く、下に行くほど無担保・無保証人の融資が多いということでしょうか。
一昔前だったら、下に行くほど取り立てが厳しい傾向であると言えたのですが、今はそうでもないですね。
むしろ政府系である日本学生支援機構の奨学金滞納者への容赦ない取り立てが、問題になっているほどで、逆に消費者金融は規制が厳しくなったせいか、問題を起こさないようかなり気を遣っているようです。
それぞれの借金の形態によって、特徴がありますが、はっきりと言えるのは、「容易に借りることのできるお金ほど、返しにくい」ということですね。
まさに、悪銭身につかず(Easy come, easy go)ってヤツですね。