官報ってなに?

自己破産者の住所と名前が掲載されるという官報ですが、実際にそれがどんなもので、どうやって入手すればいいのかまでは、知らない人が多いと思います。

というわけで、わざわざ買いに行ってきました。見た感じはA4版の新聞といった感じです。

官報は一般の書店とかに行っても手に入らないんですね。紀伊國屋とか八重洲ブックセンターとか、大きな本屋さんに行けば買えるのかと思っていましたが、実際はぜんぜん違いました。官報

各都道府県に1箇所くらいずつ「官報販売所」というところがあって、基本的にはそこでしか入手できません。東京の場合は霞ヶ関の政府刊行物センターでも買えるようです。

それ以外には、新聞みたいに定期購読するか、月額利用料を支払って、「官報情報検索サービス」を利用するかになると思います。

ちなみに、値段は1部210円でした。「自己破産者が載っている最新のものをください」と言ったら、2部に分かれているということなので、2部とも買って420円かかりました。(高いよね!)

官報とは何か?

まず、官報とはなにか?ですが、国の広報誌として国民に広く知っておいてもらいたいことを掲載している媒体です。江戸時代の「お触書」が進化したみたいなものといったら、逆にイメージしづらいでしょうか?

官報には、法律や政令、条約、国会時効、人事異動、裁判所公告、会社公告、政府調達などが記載されています。

僕が入手した官報には、「厚生労働大臣が指定する難病についての病状の程度」がナンタラカンタラと難しい言い回しで書かれていました。難病に指定されている病名はこれだけあるというお知らせかと思われます。

そういった記事のあとに、役人の人事異動や誰々が勲章をもらったよという記事などが続き、後半くらいに「失踪に関する届出」という項目があって、それに続いて「破産手続開始」という項目があって、日付と債務者の住所氏名がズラズラっと掲載されています。

官報の実物

こんなにたくさんの人が自己破産しているんだなと、あらためて驚かされます。

名前を見ても誰も知っている人なんていませんし(いたら逆にビビりますが)これだけたくさんの人の名前が、細かい字で書かれているのをくまなく探すのは骨が折れることでしょう。

僕も身近な人に自己破産してもらった(連帯保証人になってもらってました)経験がありますが、特に他人に知られることもなかったので、官報に載ることを必要以上に恐れる必要はないんじゃないかと思います。

借金革命

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