「カネ」ってつまりは「人間関係」だ

お金が、人間関係とイコールだというと、お金持ちはお金持ち同士で付き合っているということのように取られるかもしれませんが、そういう意味ではありません。

この言葉は、漫画家の西原理恵子の著書である「この世で一番大事なカネの話」の中で、見出しにあったフレーズです。

西原理恵子という名前では、ピンとこない方でも「毎日かあさん」を書いている人と言えば、ほとんどの方はわかるのではないでしょうか?

西原さんは、高知県の貧しい漁村で生まれ育ったそうで、東京に出てきてからもしばらくは、食えなかったりして、若い頃はお金で苦労したようです。

そんなこともあってか、お金に関しては独特の考え方をお持ちで、参考になることが多いです。

マンガの「毎日かあさん」の方はテレビで、ちょっと見たことがある程度で、買って読んだことはありませんが、エッセイの方は、何冊か買って読みました。

どの本も、ご自身が貧困から這い上がってきた経験をもとに書かれていて、僕のような債務整理の経験者には、生きていく上で、役に立ちそうな逸話がたくさんあります。

お金との接し方は、人との接し方に反映する

さて、「カネってつまりは人間関係だ」の真意についてみていきたいと思いますが、要するに、お金との接し方が良くなければ、人との付き合いもダメになってしまうということを言っています。(あくまでも、僕自身の解釈ですが。。。)

たとえば、男だったらもらい酒をするなという西原さんの師匠の言葉が、出てきますが、人におごられてばかりでいると、どうしてもおごってくくれる相手にぺこぺこしてしまいます。

しだいに、こういうことが習慣になってしまうと、ダメな男になってしまう。と言っています。

確かにそうですね。おごられている立場である以上、自分の主張したい意見にフタをしてしまい、心にもない事でも相手に合わせて同意してしまう。。。こんなことってよくあります。

男性だけでなく、女性の場合も

おごられて当たり前という態度には相手のことを甘く見て、みくびったり、自分自身を卑屈に思う気持ちが潜んでいる。

と言っています。

おごられる女性の方は心の中で、「こんな冴えない人に付き合うんだから、飲み代くらいおごってもらって、当然だわ。」と思っていても、おごる方の男も「この女なら、この程度の居酒屋で安くあげとけ!」と思っていたとしたら、お互いに不幸ですよね。奢れる女

もし、女性の方が「わたしの分は自分で出しますから」ということになれば、安い居酒屋じゃなくて、ワンランク上の気の利いたお店で、有意義に過ごすことができるかもしれません。男性の方としても、実際に割り勘にするかどうかは、別としても、そんなことを言われたら、てきとうな店で済ますことはしづらいでしょうね。

会社の愚痴を吐いているダメサラリーマンばかりが飲んでいるような居酒屋で飲むのと、ゆったりと落ち着いた雰囲気のバーで飲むのとでは、経験値も違ってくるでしょうから、そういう意味では、将来の自分に対しての投資になるかもわかりません。

ここでは、飲み代のおごりの話だけを例にあげてみましたが、「カネ=人間関係」というのは、いろんなシーンで考えさせられますね。

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