ローンの支払いが給料では足りなくなってしまいました。フーゾクで働くしかないでしょうか?
女性で若い場合は(最近は熟女ブームもあるので若い子に限りませんが)イザとなったら、風俗業で働けばすぐに稼いで借金を整理しようと、考えている人もいるかもしれません。
このページでは、最近の風俗業の事情と本当にフーゾクですぐに借金を返せるのか検証してみたいと思います。
最近のフーゾク事情
これまでは、フーゾク業などのセックス産業は、景気の波に影響を受けることが少ないため、不況知らずと言われてきましたし、フーゾク店で働く女性が、短期間に普通のOLの稼ぎの何倍もの収入を得たという話もよく聞きました。
しかし、最近はその神話も崩れてきているようです。
若い独身男性の収入が減ってきていることやインターネットでいつでも無料でその手の動画が見れる世の中になってしまったこと、若い男性の草食化などがその理由にあげられると思います。
テレビ番組の「ホンマでっか」に出演している門倉貴史先生の著書「貧困ビジネス」によると、収入が減ってきているのは、男性だけじゃなくて、もちろん女性の方も少ないので、若い女性がセックス産業で働きたいと考える割合は増えてきているという話です。
つまり、お客さんは減ってきているのに、なり手のほうは逆に増えているというのが、最近の状況です。
今のフーゾクは思ったほど稼げない
また、奨学金で大学に通った、元女子大生が、奨学金の返済のためにフーゾクに流れてきているという話もあります。
奨学金の取り立ては、かなりきついので、体を売ってでも若いうちに返しておこうということらしいです。
そんなこともあって、風俗店に面接に行くと、以前ならほとんどが即採用だったのが、今では、5人に1人しか採用されないということもあるようです。
不採用だったほうが、まだましかもしれません。
採用されたけど、ほとんど待機で、1ヶ月で計算してみたら、コンビニでバイトした方が、稼げたなんてこともありえます。
ヤミ金の借金をフーゾクで返そうとしたA子さん
いま、私の手元に「弱者はなぜ救われないのか」という本がありますが、ここにヤミ金からお金を借りてしまい、誰にも相談できずにフーゾク店で働いたA子さんのインタビューがあります。
A子さんは、20代の主婦ですが、子供が幼いので、長い時間働けないため、一気に稼げる風俗で働くことにしたそうです。
もちろん家族には内緒ですから、自宅(千葉)から遠く離れた神奈川県まで通ったということですから、これだけでもけっこう時間がかかりますよね。
ところが、昼間の時間帯であることなどから、あまり指名もなくたったの2か月で辞めざるを得なかったそうです。
体を売る前に債務整理の検討を
子供のいる主婦にとって風俗店で働くなんて、相当な決心だったと思われますが、そこまでしても「笑ってしまうほど稼げなかったわ・・・。」という程度の収入だったら、とても悲しいですね。
もちろん高収入だったら、風俗で働いても良いと言っているわけではありませんが、今の風俗業界の事情を最初に知っていれば、そんな回り道をしなくても良かったのに、と思ってしまいます。
風俗で働くことがいけないなどと、言うつもりはありませんが、もし、借金の返済のためだけにフーゾクで働くことを考えているのであれば、その前にいちど債務整理の可能性を検討してみることをおすすめします。
こういった相談には、女性の弁護士さんが相談に乗ってくれる法律事務所もあります。
相談だけなら、ネットから無料でできるので、フーゾクの門をたたく前に法律家の門をたたきましょう。