債務整理中に贅沢してはいけないの?

債務整理中の分際で、贅沢するなんて間違っている。

と、言ってしまえばそれまでで、いかにも教科書的な発言でつまらないです。

確かに、借りた金を約束通りに払ってないので、貸した側には大いに迷惑をかけています。そんな状況で、贅沢したら良心が痛むかもしれません。贅沢する金があったら、返すほうが先だと、いうのもごもっともな意見です。

ディナーでも、それって多重債務に悩んで、債務整理をした経験がある人の意見なんでしょうか?

実際に経験してみると、わかりますが、なんとか借金を返そうともがいているうちに傷口を広げてしまった人がほとんどだと思います。もちろん、それまでに贅沢なんてしてこなかったでしょう。

返済の計画にめどが立って、落ち着いたところでちょっと外食に行くくらいはいいんじゃないかと思います。債務整理中にディナーを食べたら、罰せられる法律はありませんしね。

僕は、当時はたばこを吸っていましたが、債務整理中にタバコを買う金があったら、返済に回すべきだと言われて、その時は本当にそう思ったので、一度は止めました。でも、昼も夜も働いていたので、どうしても息が詰まってしまうようで、すぐに吸い始めてしまいました。

意志が弱いと言われれば、そうですが、僕はその頃はほとんどお酒も飲まなかった(というか、飲んでも飲んでも酔えない精神状態だった)し、旅行や外食も行く暇もなかったので、タバコだけが唯一の清涼剤みたいなものでした(まぁ、ニコチン中毒だったんですけど)。

もちろん、散財してもよいとか、度を越した贅沢までOKなんて思いませんが、しっかり働いてお金を稼いでいく上で、大事な資本となる体をケアするためなら問題はないと思います。

債務整理は、完済するまで長ければ3年とか5年とかの長丁場になることもあります。

借金があることに引け目を感じすぎても、精神衛生上よくないですから、「息抜き程度の贅沢は債務整理の経費だ」くらいに考えておいたほうが良いんじゃないでしょうか。

借金革命

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です