夜逃げって、トクかソンか?

私は、多重債務で苦しんでいた時でも、夜逃げをしようと思ったことはありませんでした。

なぜかというと、叔父が夜逃げしたのを幼いころに目の当たりにしていたからです。

夜逃げのイメージ

この叔父は私の母方の叔父ですが、母の兄弟はとても多くて、8人もいました。で、この叔父は8人兄弟の一番下の末っ子でした。幼い頃の記憶では、8人もいる叔父や叔母の中でも一番私に優しく接してくれたので、大好きなおじさんでした。

末っ子ということで、甘やかされて育ったせいかわかりませんが、人が良すぎたのでしょう。決して怠惰な性格だとかいうことはなく、むしろ真面目にコツコツ働く人でしたが、運悪く就職する会社が倒産してしまったのですが、なんとその会社の社長がお金を借りる際に保証人になっていたようなのです。

会社の社長が融資を受ける際に、従業員を保証人に立てるなんて、ブラック企業もいいところですが、昭和の時代の零細企業ではたまにあったようです。

会社を倒産させた社長は消息不明になってしまったので、借金の取り立ては当然叔父のところに行くわけですが、安月給の零細企業の従業員、しかも会社が倒産しているので、もちろん無職です。会社で回すための額の借金が個人で払えるわけはありません。

叔父はお金に困り、サラ金にも手を出していたようです。何十年も前のことですから、金利も40%とかの時代で、取り立ても相当なものだったはずです。

しまいには、親戚中から金を借りまくって、行方がわからなくなりました。風のうわさでは、温泉宿で働いているとのことでしたが、そのうち、本当に消息不明になってしました。

何十年も経ってから、叔母(叔父にとってはお姉さんです)の葬式に突然姿を見せた時には、相当に老けこんでいて、健康状態もとても良いとはいえない感じでした。長きに渡った逃亡生活が、人相までも変えてしまったように映りました。

こんな、苦労を何十年もするくらいなら、自己破産したほうが絶対に良かったと思います。借金から逃げ続けている限りは人生を再スタートさせることが困難になるということを私は、身近な存在である叔父からリアルに学ばさせてもらったように思います。

というわけで、私の考えでは夜逃げは絶対するべきではないし、得することなんて、なにもないと思います。

自殺も含めて、そうだと思いますが、夜逃げは今、置かれている現状からの逃避でしかない、と思います。多重債務に苦しんでいると、何もかもイヤになって逃げてしまいたい気持ちになっちゃうんですよね。それは私も散々経験したのでよくわかります。

でも、逃げたその時って、一瞬楽になったような気がするかもしれないけど、結局あとで大きく帰ってきちゃうんだと思います。

借金で悩んでいる方には、他人の連帯保証をかぶってしまった方もいるかもしれませんが、それでも、借金って基本的に自分が撒いた種なんで、刈り取るのも自分でやらなきゃいけないんだと思います。

でも、なにも刈り取りは1から10まですべて自分でやらなきゃいけないわけじゃなく、いくらでも手伝ってくれる人いるわけですから。。。

借金革命

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